アンチョビづくりとコンブチャ株わけと

2月の「発酵わくわくワークショップ」は成田の古民家空間「風楽」さんでアンチョビづくりをしました。

アンチョビは背黒イワシで仕込むのがポピュラーですが、背黒イワシは全国的に不漁が続いています。この日の備えて何ヶ月も前から地元はじめ日本中の水産関係をあたってきましたが、なかなかどうして…。鰯のまちと言われる地元銚子でも、もう数年水揚げされていないと魚屋さんが言っていましたし、背黒鰯で有名な九十九里でも年明けから水揚げがないとのことでした。

今回はやや小ぶりの真鰯で。
ワークショップ当日の朝、頼んでおいた鰯を市場で引き取り「風楽」さんに向かいました。

参加者の方の中には電車とバスを乗り継ぎ、片道何時間もかけてお運びくださった方もいらっしゃいました。ほんとうにありがとうございます。
「風楽」さんには何とも言えない心地の良い、人と人が自然と繋がり、不思議と和んでしまう空気が流れています。まさに発酵空間です。そんな場所で発酵ワークショップを開催させていただけるなんて、ほんとわくわくでした。

鰯を捌くところから塩漬けまで皆んなで仕込み、その後の流れは予め仕込んでおいたものを使ってデモンストレーションでご紹介しました。
各自ご自宅でじっくり熟成させて、美味しいアンチョビへと育てて行ってくださいね。

ランチは「風楽」のえい子さんによるアンチョビを使った、見て美しく、食べて美味しいアンチョビ料理の数々。器もすごく素敵で、買えるものなら買いたいくらい(笑)

そして、参加者の方からのリクエストにお応えして、コンブチヤの株分け会をしました。家には5リットル級の容器にぎっしり詰まったコンブチヤの瓶がいくつもあるのですが、その中から選りすぐりの一瓶をお持ちしました。暖かくなるこれからの季節は成長がよいので、気づいたら何層にも重なったスコビーができていることでしょう。
皆さん、きっと、巨大水槽でコンブチヤのジオパーク?を育ててみたくなるに違いありません(笑)

集う方々と空間の魅力が相まって、とっても楽しいワークショップでした。

えい子さん、ご参加くださった皆さん、今日はありがとうございました💖
コンブチヤもアンチョビも美味しく、楽しく育ててくださいね(*^_^*)
報告会を兼ねて、皆さんとは是非またお会いしたいです。

ワークショップを終え帰宅すると、近所の池のコハクチョウが次々と北の大地に飛び立って行く様子をふり仰ぎました。今年は二週間くらい早いようで、にわかに我が家の日本蜜蜂のことが気になりました。
今年は分蜂が早そうな気がします。

発酵料理ラボoryzae(オリゼ)

oryzae(オリゼ)とは日本の国菌、糀菌Aspergillus oryzae(アスペルギルス・オリゼ)のこと。 実りの季節、稲の穂先に稲霊と呼ばれる、黒い球状の塊ができます。これが糀菌のもとです。これを培養して味噌や醤油や酒などを醸造してきた先人の知恵と糀菌への敬意を込めて「発酵料理ラボoryzae」と名付けました。 稲霊からの糀づくりをはじめ様々な発酵食づくりと丁寧な暮らしをお伝えしています。

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