偶然の産物ミード(蜂蜜酒)

先日のワークショップ、蜜蝋クリームづくりの時に出た蜂の巣の残渣の煮汁。捨てるに忍びなく瓶に入れて取っておいたら、いつの間にか発酵してミードになってしまった。
日本蜜蜂の蜂蜜特有の柑橘を凝縮したような風味と発酵の香り。甘くて口当たりの良い微発泡酒。と言っても下戸のわたしが平気で飲めるのだから1%未満に違いない、きっと。ただ甘いだけではなく野生の蜜蜂の野趣溢れる雰囲気が醸し出されていて何とも言えない味わい。

このまま飲まずに放っておいたら蜂蜜酢になるなあ。それもいい。
そして、それも放っておいたら水になって再び自然に還って行くのだと思うと、発酵のサイクルってほんと完璧。素晴らしいと思う。
ただただ感謝。ありがとう。


発酵料理ラボoryzae(オリゼ)

oryzae(オリゼ)とは日本の国菌、糀菌Aspergillus oryzae(アスペルギルス・オリゼ)のこと。 実りの季節、稲の穂先に稲霊と呼ばれる、黒い球状の塊ができます。これが糀菌のもとです。これを培養して味噌や醤油や酒などを醸造してきた先人の知恵と糀菌への敬意を込めて「発酵料理ラボoryzae」と名付けました。 稲霊からの糀づくりをはじめ様々な発酵食づくりと丁寧な暮らしをお伝えしています。

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