巣落ちにもめげず。台風も乗り越えて。

連日の異常な暑さで、わが家の日本蜜蜂の巣が巣箱の中で落ちしてしまいました。
そう、巣落ちです。

巣落ちとは、暑さや熱などの外的要因で蜜蝋が溶けてしまっり、大きくなった巣自体が重さを支えられずに落下してしまうことです。

巣全体がドサッと落ちてしまうこともあれば、部分的に落ちてしまう場合もあります。
いずれにしても蜜蜂の群れにとっては大きな痛手です。

去年は台風一過の後の蒸し暑さのなか、巣全体が落下してしまい、蜜蜂はどこかに逃げて行きました。
もうひとつの別の群れはスムシにやられ全滅してしまいました。

空になってしまった巣箱に蜜蜂たちが入居してくれたのが6月。時期的にギリギリセーフの捕獲でした。
その後、順調に育っていると思ったらまさかの巣落ち。内検すると巣の下部の部分落下でした。蜜蜂たちは外に出て巣箱を取り囲み、とどまるか、別のところに出て行くか検討していましたが、彼らが導き出した結論は前者でした。
その後は今まで以上に暑さ対策を講じ、過保護にならない程度に気を配ってきました。

しかし、ほっと胸を撫で下ろしたのも束の間、今度は台風です。
巣箱が風で倒されないよう工夫を重ねて、吹き荒れる雨風の中、祈る思いで見守っていました。

幸い無事が守られました。
蜜蜂たちは台風一過と同時に巣箱から姿を現し花粉集めに飛んで行きます。

健やかに、健やかにと願います。

発酵料理ラボoryzae(オリゼ)

oryzae(オリゼ)とは日本の国菌、糀菌Aspergillus oryzae(アスペルギルス・オリゼ)のこと。 実りの季節、稲の穂先に稲霊と呼ばれる、黒い球状の塊ができます。これが糀菌のもとです。これを培養して味噌や醤油や酒などを醸造してきた先人の知恵と糀菌への敬意を込めて「発酵料理ラボoryzae」と名付けました。 稲霊からの糀づくりをはじめ様々な発酵食づくりと丁寧な暮らしをお伝えしています。

0コメント

  • 1000 / 1000